介護職に興味はあるけれど、「本当に生活できる給料がもらえるの?」「地域によってどれくらい差があるの?」と不安に思っていませんか?
この記事では、医療・介護業界の経験がない方や、自分に合う職場を探している方に向けて、都道府県別の介護職の平均給与データをもとに、現実的な給与相場や転職のヒントをわかりやすく解説します。
介護職の給与は「地域差」が想像以上に大きい!
介護職の平均月給は、**全国平均で約24万円前後(正社員)**とされていますが、地域によって最大で5万円以上の差があるのが実情です。
たとえば、以下は2024年の統計データを参考にした**都道府県別の月給ランキング(常勤・介護職員)**の一部です。
ランキング | 都道府県 | 平均月給(常勤) |
---|---|---|
1位 | 東京都 | 約28.8万円 |
2位 | 神奈川県 | 約27.9万円 |
3位 | 愛知県 | 約26.4万円 |
45位 | 青森県 | 約21.3万円 |
46位 | 秋田県 | 約21.1万円 |
47位 | 沖縄県 | 約20.9万円 |
このように、都市部と地方では7〜8万円の差が生じることも。特に生活コストの高い首都圏では給与も高めに設定されており、一方で地方は物価が安い分、給与も抑えられる傾向があります。
どこで働く?ライフスタイル別・地域選びのヒント
▶ 給与重視派は「都市部」一択
とにかく稼ぎたいという方は、東京都や神奈川県、愛知県などの都市圏がおすすめ。人手不足の地域では手当や夜勤手当も厚めに設定されている施設が多く、月収30万円超えも十分に狙えます。
例:東京都のケース
-
基本給:約23万円
-
夜勤手当(4回):約3万円
-
処遇改善手当:約2万円
-
総支給額:約28万円以上
▶ ゆとりある生活やUターン希望なら「地方」もアリ
「地元で働きたい」「人間関係が穏やかな職場が良い」など、働く環境や生活の質を重視する人には、地方の介護施設も魅力的です。
特に、東北や九州の一部では家賃が東京の半分以下、通勤ラッシュもなく、のびのびと働ける点が好評です。
給与だけで選ばない!「処遇改善加算」や「福利厚生」にも注目
給与の基本額だけで施設を選ぶのは早計です。介護職には国が支援する「処遇改善加算」があり、これにより月2〜5万円の手当が上乗せされているケースも。
また、次のような福利厚生制度の充実度も、実は重要です。
項目 | チェックポイント |
---|---|
通勤手当 | 交通費全額支給か |
資格手当 | 初任者研修・実務者研修で金額が上がるか |
住宅手当 | 上限や対象地域の有無 |
子育て支援 | 時短勤務や保育料補助の有無 |
給与が高くても、交通費や家賃の負担が大きいと手取りが減る可能性もあるため、トータルでの条件を見極めることが大切です。
未経験でも大丈夫?給与のスタートラインは?
「未経験で入ったら、もっと低いのでは?」という心配もありますよね。
確かに、介護福祉士や実務者研修の資格がある人と比べるとスタート時の給与はやや低めですが、それでも未経験者でも月20〜23万円程度を提示している施設は多数あります。
そして、半年〜1年ほどで昇給チャンスがある施設も多く、資格取得支援制度を利用してキャリアアップすれば、年収は確実に上がっていきます。
地域別給与を転職活動に活かすには?
自分に合った施設を探すためには、次のような行動をとってみましょう。
-
複数地域で求人を比較する
→ 同じ仕事内容でも年収が30万円以上違う場合もあります。 -
ハローワークや転職サイトで詳細条件を確認
→ 処遇改善手当や住宅手当の有無は要チェック。 -
面接時に給与の内訳を具体的に確認
→ 基本給と手当を分けて提示してもらうことで、実態がわかります。
まとめ:給与は地域+職場選びで決まる!
介護職の給与は「地域の相場」だけでなく、「施設の方針」や「あなたの志向」によっても大きく変わります。
これから医療・介護業界への一歩を踏み出そうとしているあなたへ。まずは希望エリアの給与事情を把握し、自分にとって最適な環境を選ぶところから始めましょう。
地域別の給与相場を知ることは、あなたの転職成功への第一歩です。