「介護の仕事に興味はあるけれど、経験も資格もないし不安…」
そんな思いを抱えているあなたへ。今回は、まったくの異業種から介護職へ転職し、活躍している人たちのリアルな事例を通して、介護職でのキャリアチェンジの可能性とポイントをわかりやすく紹介します。
■ この記事はこんな人におすすめです
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医療・介護業界の知識が乏しく、どこから始めたらいいかわからない方
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自分に合った介護施設や職場の選び方に迷っている方
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未経験から介護業界へ転職することに不安を感じている方
■ 事例①:販売職からデイサービススタッフへ転身(30代女性)
元々アパレルの販売員として10年間働いていたAさん。コロナ禍をきっかけに「安定した仕事に就きたい」と考えるようになり、30代半ばで介護職へチャレンジしました。
● 転職の流れ
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ハローワークで介護職の基礎情報を収集
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無資格・未経験OKのデイサービスでパート勤務を開始
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半年後に「介護職員初任者研修」を取得し、正社員登用
● 現在の年収:約320万円(賞与込み)
「人と話すのが好きな性格を活かせる」と実感し、やりがいを持って働いているそうです。
■ 事例②:物流業から特養の介護福祉士へ(40代男性)
体力仕事に慣れていたBさんは、運送業からの転職。40代でのキャリアチェンジは大きな決断でしたが、「将来的に安定した資格職に就きたい」という意志が強く、思い切って福祉業界へ。
● 転職後のステップ
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特別養護老人ホームで夜勤中心の契約社員として勤務
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2年後に「実務者研修」を修了し、介護福祉士の国家資格を取得
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現在はチームリーダーとして新人育成も担当
● 現在の年収:約400万円+夜勤手当(月平均3万〜5万円)
「家族との時間も持てるようになり、心の余裕ができた」と話してくれました。
■ 事例③:主婦からパート介護職へ(50代女性)
子育てが一段落したCさんは、50代で初めて社会復帰を決意。過去に介護していた祖母との思い出がきっかけとなり、「誰かの役に立ちたい」と思い、パート勤務をスタート。
● 職場選びのポイント
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時間に融通が利く有料老人ホームを選択
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週3日・1日4時間から無理なく勤務開始
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少しずつスキルを学び、「認知症介護基礎研修」を受講
● 月収の目安:約8万円〜10万円(週3日勤務)
「介護の現場は想像よりも明るく、人間関係にも恵まれた」と話します。
■ キャリアチェンジを成功させる3つのポイント
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無理のないスタートを選ぶ
まずはパートや派遣など、短時間勤務から始めるのがおすすめ。徐々に現場に慣れ、自分に合う働き方を見つけましょう。 -
資格取得は「働きながら」が効率的
介護職員初任者研修(受講費は5万〜8万円が相場)は、多くの職場で勤務しながら受講可能。一部の自治体では費用補助もあります。 -
「働きたい理由」を明確にする
給与や安定だけでなく、「人の役に立ちたい」「自分の経験を活かしたい」など、内面的な動機が明確だと、面接でも強くアピールできます。
■ 不安を乗り越えるために
介護業界は「人手不足」が続いており、未経験者の受け入れ体制が整っている職場が増えています。また、最近では40代・50代の採用率も上昇中。あなたの人生経験やコミュニケーション力が、大きな武器になります。
■ まとめ:あなたにもできる、介護職への第一歩
異業種から介護職へと転職した人たちは皆、「最初は不安だった」と語ります。でも、その一歩を踏み出したことで、やりがいや新たな自分に出会えたのです。
今の自分にできることから始めてみませんか?
介護職は「誰かの人生に寄り添う」やりがいのある仕事です。あなたの転職が、未来への新しい扉を開くきっかけになりますように。